1. 「お雑煮」の記憶から学ぶ、認識の境界線
2026年が始まりました。
皆さまはどのようなお正月を過ごされましたか?
お正月といえば「お雑煮」ですが、今でも数十年前に交わした同期との会話を思い出します。
四国の田舎町出身の私が「雑煮にあん餅を入れる」と言った瞬間、周りの仲間が「信じられない!」と驚愕の声を挙げたのです。
その場を救ってくれたのは、一人の友人の言葉でした。
「お雑煮に何を入れるかは、地方によって違うんだよ」
彼の一言は、狭い常識の中にいた仲間たちを目覚めさせただけでなく、「自分の知っている情報だけで社会を定義することの危うさ」を教えてくれました。
2. 争いの火種は「情報の偏り」と「固定観念」にある
私たちは日々、組織や社会の中で働いていますが、そこには必ず「考え方の違い」による摩擦が起きます。
その原因の多くは、各々が持つ情報や知識の限界にあります。
- 自分の知っている世界がすべてだと思い込む。
- 自分の正しさに固執し、他者の考えを「間違い」と思い込む。
この小さな固定観念が、組織内の不和を生み、ひいては政治的対立や国同士の争いへと発展していきます。
日本しか知らない人と、海外で多様な人種と接した人では、世界の見え方が全く異なるように、私たちの判断は常に「持っている情報の質と量」に縛られています。
3. 多様性を「許容」し、さらに「高次」の視点へ
私たちが目指すべきは、単に「人の意見は色々だね」と認め合うことだけではありません。
大切なのは、その先にある「より高次な視点(メタ認知)」です。
- 自分の視点
- 相手の視点
- 第三者の視点
- そして、より優れた先哲や、社会全体を俯瞰する「高い視座」
これらを点検し、自らの心を素直に見つめていくことで、私たちの認識は磨かれていきます。
対立を「どちらが正しいか」という二次元の争いで終わらせるのではなく、より次元の高い解決策を見出す力。
それこそが、これからのリーダーに求められる素養です。
4. 自らを見つめ、認識を高めていく一年に
「自分の本当の姿を見る」
コンサルティングを通じてお伝えしている本質は、まさにこの「視点の獲得」にあります。
自分と他者の違いを知ることは、自分自身を理解することです。
自分の内面を磨き、多様なものの考え方を知り、認識を高めていくことで、より高次な問題解決ができるようになります。
多様な価値観を慈しみながらも、より高次な社会の実現に向けて、共に成長していきましょう。
本年も皆さまの思考の伴走者として、全力でサポートしてまいります。

